【独自調査】総合型選抜では評定が必要?78校分のデータを分析しました

【独自調査】総合型選抜では評定が必要?78校分のデータを分析しました

「総合型選抜では評定が必要」
「評定から低いから総合型選抜は難しい」

と、総合型選抜では評定が重視されるイメージがあるかもしれません。

実際に、出願要件として一定以上の評定が必要な大学はどれだけあるのでしょうか?

この記事では、共通テストが不要な総合型選抜を実施する、難関私立大学および国公立大学78校のデータをもとに、「出願時に評定が必要な大学の割合」や「評定条件の内容」について詳しく解説します。

調査概要

  • 対象:共通テスト不要の総合型選抜を実施する国公立・私立大学78校
  • データ:2023年度入試情報(※各大学の最新情報は公式サイトでご確認ください)
  • 注意点:同じ大学・学部・学科でも異なる入試方式を持つ場合、別々にカウントしています。

ライター

愛知県名古屋市出身。通信制高校に在学中。
複数のスタートアップ起業で働く傍ら、ライターや広報として、感覚過敏研究所にも勤務。
2025年バトラヴォに参画、Learn DIVEの運営に携わる。


評定は必要?
⇒ 6割以上が「不要」!

まず結論から。調査対象78校のうち、評定を出願要件としていない大学が約6割にのぼることが判明しました。

Learn DIVE作成

つまり、「評定が低い=総合型選抜が無理」ではないのです。

▶ 評定不要の大学(一例)

・関西学院大学 文学部(私立大学)
・北海道大学(国立大学)

▶ 評定が必要な大学(一例)

・慶應義塾大学 文学部 自主応募制による推薦入学者選考(評定4.1、私立大学)
・東北大学(評定4.3、国立大学)


国公立と私立での違いは?
⇒評定重視の傾向は「同程度」

国公立大学の総合型選抜というと、評定を重要視しているイメージがあるかもしれませんが、今回の調査の結果では、私立大学と国公立大学で評定を重視している割合に大きな差はありませんでした。

これは今回の調査対象がは「共通テストを課さない方式」に限定していることもあり、基礎学力よりも活動実績や志望理由を重視する大学が多かったことが理由と考えられます。


評定が必要な場合、
どのくらいの基準?

評定が必要な大学では、多くが評定平均4.0前後を基準にしています。  

Learn DIVE作成

▶ 評定基準の分布(例)

  • 4.5以上:慶應義塾大学 看護医療学部(自由応募B方式)
  • 4.3以上:東北大学(国立)
  • 4.0以上:早稲田大学、立教大学など

以上のように、最も高い評定は、慶應義塾大学 看護医療学部(アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試 B方式)の4.5以上。

4.5以上あれば、基本的にどの大学でも評定はクリア可能といえます。


全科目平均ではなく
「特定科目の評定」が必要な場合も

全科目平均の評定を求められることが多いですが、一部の大学では、英語や数学など特定科目の評定が必要とされる場合もあります。

▶ 特定科目の評定が必要な大学例

・上智大学 文学部哲学科→外国語・国語・地理歴史それぞれの評定が4.0以上
・明治大学 理工学部機械情報工学科→数学・理科・英語それぞれの評定が3.8以上    

▶ 複合型の例

全科目の評定が3.5以上+数学は4.0以上など、全科目の評定と一部科目の評定の両方を求められる場合もあります。


評定が高くなくても大丈夫!
対策とアピール方法

総合型選抜で評定を求められるケースも多いですが、評定が高くないからといって諦める必要はありません。

評定が高くない場合、もちろん評定を上げられるようにすることも大切ですが、評定を問わない総合型選抜をリサーチしたり、他のアピールポイントを見つけることが重要です。

1. 評定を問わない大学を探す

共通テスト不要&評定基準なしの大学は多数存在します。志望校を絞り込む前に、評定要件を必ず確認しましょう。

2. 他のアピールポイントを強化する

特に、共通テストが不要な総合型選抜では、探究活動や課外活動を通じて高校時代に何を学び、それを活かして将来的にどうしていきたいのかを重要視されることが多いです。

ボランティアや起業プログラムなど、課外活動に積極的に参加してみましょう。

様々なことに挑戦することによって、自分のありたい姿が明確になり、総合型選抜にも役立つことが多いです。

しかし、課外活動に参加している中高生は少ないこともあって、これまで参加したことがないと、ハードルが高いと感じる場合も多いと思います。

そんな方には、自宅から参加できるオンラインの課外活動「Learn DIVE」がオススメです。

平日週1回・20時からなので、塾や部活との両立もしやすいです。

実践的なスキルを身に着けたのち、インターンシップに参加できる機会も提供しています。

自分の受験したい学部に合わせて選べば、より総合型選抜の対策になるので、まずは公式サイトをチェックしてみてください!

2025年度は以下の3コースを開講中。自分の受験したい学部に合わせて選べます。

  • 3Dモデリングコース(工学/デザイン/芸術/情報系)
  • AI活用コース(工学/理工/データサイエンス/情報系)
  • SNSマーケティングコース(経営/商学/社会/情報/政策系)

どれも平日週1回・20時からのオンライン講義なので、塾や部活との両立もしやすいです。

Learn DIVEとは「4か月で実践的なスキルを身につける中高生向けオンラインスキルプログラム」です。
実践的かつ体系的なスキルを身につけるとともに、修了後は条件に合うとインターンも体験することができます。
現在、Learn DIVEでは各コースで受講生を募集しています。

総合型選抜入試、そして将来社会に出るために必要な力を身につける体験を、この機会にしてみませんか?

募集概要

  • 月額:¥ 20,000(税込)※2025年7月末までの事前申し込み限定
  • 開講時期:2025年9月初旬〜12月下旬(4ヶ月間)
  • 締切り:2025年月8月20日(水)※お得な事前申し込みは2025年7月末まで。以降は通常価格の¥30,000(税込)となります
  • 募集コース:「3Dモデリングコース」「AI活用コース」「SNSマーケティングコース 」の3コース
  • 募集人数: 各コース15名程度

【まとめ】
総合型選抜における
評定の考え方

  • 約6割の大学で評定は出願要件ではない
  • 評定が必要でも、4.0前後が多く、4.5あれば安心
  • 全科目平均だけでなく、特定科目重視のパターンもある
  • 評定に不安があるなら、他のアピール材料を磨くことがカギ
  • オンライン課外活動を活用して、強みを育てよう