
「総合型選抜入試では、英検などの英語資格が求められるので英語の勉強が必要!」
「英語が苦手だけれど総合型選抜入試を受けられるかどうか不安!」
と思う方もいるかもしれません。
この記事では、共通テストが不要な総合型選抜入試を実施する難関私立大学と国公立大学78校のデータをもとに、英検などの英語資格が出願に必要なのか、あるいは何か有利になるのかどうかを詳しく解説します。
注意:
同じ大学の同じ学部・学科でも入試方式が違う場合には、違うデータとして扱っています。
英検のグレードではなく、英検CSEスコアやIELTSやTOEICなどの他の英語資格を求められる場合には、英検の各級に相当するものとして紹介しています。
調査対象のデータは2023年度のものです。
なお、この記事では、「総合型選抜に出願するためには英検が必要かどうか」という観点でご紹介しています。
ライター

いうと
Iuto
愛知県名古屋市出身。通信制高校に在学中。
複数のスタートアップ起業で働く傍ら、ライターや広報として、感覚過敏研究所にも勤務。
2025年バトラヴォに参画、Learn DIVEの運営に携わる。
結論:総合型選抜入試、7割以上が英検不要
難関私立大学・国公立大学78校のデータをもとに、英検が求められているのかどうかを独自に調査しました。

結果、7割以上が英検などの外部試験の資格を出願要件としていないことが分かりました。
また英検準1級などの高いグレードではないと受験できないイメージがあるかもしれませんが、実は、準2級(高校中級程度)や2級(高校卒業程度)で出願できる大学も多いです。
英検を必要としない例
英検を必要としない例では、以下の大学などが挙げられます。
- 慶應義塾大学 文学部(FIT入試)
- 九州大学 共創学部(総合型選抜Ⅰ)
英検1級相当を必要としている例
反対に、英検1級相当が求められる例としては、以下のような国際系の学部です。
- 立教大学 異文化コミュニケーション学部 通訳翻訳専門コース 自由選抜入試(方式B)
- 中央大学 国際経営学部 自己推薦入学試験
また国公立大学の総合型選抜では、英検を必要としない場合が100件以上ありました。
その一方で、英検準2級相当・英検2級相当が必要な場合はそれぞれ2件、英検準1級相当が必要な場合が1件だけと、英検を必要としたケースは5件だけです。
国公立大学は、私立大学と比較して、総合型選抜に出願するために英検を必要としていないケースが多いということです。
英検は必要じゃない?国公立の総合型選抜入試
そもそも国公立大学の総合型選抜では、私立大学と比較すると、共通テストの受験を必須とするケースが多いですよね。
その中で、総合型選抜入試のように共通テストを免除しているということは、”あまり基礎学力を重視していない=英検も必要としない”ことが多いのかなと思いました。
「総合型選抜=英検が必要」と語られることは多いです。
しかし、こうしたデータをもとに考えてみると、英検などの英語資格がなかったり、あまり英語が得意でなくても、総合型選抜へ合格できる可能性は十分にあると言えます。
英検があると有利なケース
なお出願要件には含まれていない場合にも、英語資格を持っていると良いケースとして、以下のようなケースがあります。
その旨について入試要項に記載があるケースがほとんどなので、受験を検討している大学があれば公式サイトで確認してみてください。
- 英語資格を提出することで加点される
- 面接で英語で質問されるなど英語能力を求められる(英語で質問されるなど)
- 英語や数学などの基礎学力を測るような筆記試験がある
総合型選抜対策にもLearn DIVE
学力をあまり重視しないタイプの総合型選抜では、英検などの英語資格よりも、探究活動や課外活動を通じて何を学び、高校卒業後に何をしていきたいのかが重要視されることが多いです。
中高生向けのボランティアや学生団体など、様々な課外活動がありますが、これまで参加したことがないとハードルが高いと感じる方も少なくないと思います。
そんな方には、中高生向けオンラインプログラム「Learn DIVE」(ラーン・ダイブ)への参加がオススメです。
2025年度は以下の3コースを開講中。
自分の受験したい学部に合わせて選ぶことで、総合型選抜対策にもなります!
- 3Dモデリングコース(工学/デザイン/芸術/情報系)
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どれも平日週1回・20時からのオンライン講義なので、塾や部活との両立もしやすいです。
もし興味があれば、ぜひLearn DIVEのサイトを見てみてください!